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自分をもっと大切に 91歳現役産婦人科医が「医師として」「人生の先輩として」伝えたいこと

出版社名 あさ出版
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-86667-263-2
4-86667-263-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 164P 19cm

商品内容

目次

1章 前例がないなら、開拓していく。道がないなら、自分で作る。人生、その連続でした。(自由な環境で、気ままな次女として。―親元から離れて過ごした幼少期
母も父も、自分たちの希望を押し付けたり、「あれしろ、これしろ」とは言いませんでした。―偉かった「有言実行」の母 ほか)
2章 女性だから、犠牲も我慢も仕方ない。そんな考え方が“当たり前”になるのは嫌です。(仕事も、子育ても、諦めない。できることは必ずあります。―ないなら作ればいい!
我が子を腕に抱いたことで、患者さんのお子さんに対する思いを理解できました。―「産んでよかった」と心から思う一方で ほか)
3章 その年代に応じた“さまざまな変化や役割”をうまく受け入れるのも大切です。(まずは話を聞く。それだけで十分なときもあります。―話を聞いてもらうだけで人は癒やされる
頼れる人には、頼っていい。―カウンセラーのすすめ ほか)
4章 私の開拓者としての道のりは、第一線を退いた今も、まだまだ続いています。(ベストでなくとも、ベターで十分。―ベターな状態で予後を生きていく
バランスよく体を使う。―フェルデンクライス体操のすすめ ほか)

出版社・メーカーコメント

人間は男女いるから、どっちの医者も必要。著者は、女性産婦人科医のパイオニアにして、御年91 歳ながら現役の産婦人科医。『私はこれまで、医師としての知識と、一人の女性としての体験をもとに、思春期特有の悩みや、月経にまつわる悩み、仕事や家庭のこと、妊娠や出産への不安、子育てにまつわる葛藤、さらには更年期の苦しみなどを抱える女性たちに寄り添ってきました。まだ女性医師が少ない時代に医師になったからこそ、それが産婦人科医としての私の役目だと思って、患者さんたちに接してきました。女性だからこそ、女性たちが抱える心身の悩み、苦しみを理解し、寄り添える。私はそう思います。本書は、産婦人科医として、あるいは人生の先輩として、体や心に不調を抱える現代の女性たちに伝えたいと思うことをまとめました。(本文より)』女性が、より幸福に生きるためのエール。

著者紹介

堀口 雅子 (ホリグチ マサコ)  
産婦人科医。1930年東京生まれ。群馬大学医学部卒。一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会名誉会長。東洋英和女学院高等女学科在籍中の15歳のときに終戦をむかえる。その後、東京薬学専門学校女子部に進学し、薬剤師となり、東京大学薬学部にてホルモンの研究を始める。女性と男性の違いを生物学的に研究する中、「やはり医師になりたい」と、東京理科大学医学進学コースを経て、群馬大学医学部に進学。東京逓信病院で1年間のインターンを経験したのち、女性で初めて正規医員として、東京大学医学部産婦人科学教室に入局。長野赤十字病院他を経て、虎の門病院産婦人科医長。現在も月に2回、女性成人病クリニックにて診療を続けている。2003年エイボン女性年度賞の功績賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)