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マンション管理員オロオロ日記 当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承ります

出版社名 三五館シンシャ
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-86680-911-3
4-86680-911-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 203P 19cm

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要旨

ある程度の規模の分譲マンションには、たいていエントランス付近に事務所があり、「管理員」が常駐している。管理員の多くは定年後の高齢者であり、夫婦で住み込みのケースも珍しくない。それゆえ、昼夜を問わず住民のあらゆる要望に応えるのが仕事だと思われがちだが、その実情はどのようなものなのだろうか。本書では、マンション管理員として13年のキャリアを持つ著者が、その役割と立場、実際の業務、そして住民からのクレーム処理など、さまざまなエピソードを紹介している。マンション管理員は24時間対応の「何でも屋」ではなく、その勤務時間や業務、責任の範囲は、雇用契約や管理規則で定められている。それでも、住民からは理不尽なものも含む苦情や要望が山のように持ち込まれるようだ。それらや、駐輪場に正しく自転車を停めないなどの規則違反への管理員の対応からは「人を動かすコツ」を学ぶこともできるだろう。著者は1948年生まれ。広告代理店に勤務の後、独立して広告プランニング会社を設立するも、経営に行き詰まり、59歳の時に妻とともに住み込みのマンション管理員となる。なお、本書に登場する施設名や人名はすべて仮名である。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年12月4日]

商品内容

要旨

マンション管理員といえば、エントランス横にある小さな事務所にちょこんと座っている年輩男性というイメージをお持ちの人が多いのではないだろうか。たしかに管理員は高齢者と相場が決まっている。若くてもせいぜい60歳くらいだろう。ところで、なぜ老人ばかりなのだろう。ずばり言おう。賃金が安いからである。―本書は13年のあいだ、管理員室から眺めてきたドキュメントである。

目次

まえがき―マンション管理員は、なぜ年輩者ばかりなのか?
第1章 管理員室、本日もクレームあり
第2章 嫌いな理事長、大嫌いなフロントマン
第3章 住民には聞かれたくない話
第4章 マンション管理員の用心と覚悟
あとがき―最後の住み込み管理員

出版社・メーカーコメント

「交通誘導員ヨレヨレ日記」「派遣添乗員ヨレヨレ日記」「メーター検針員テゲテゲ日記」に続く第4弾!!59歳から現在まで13年間にわたって、夫婦で住み込みのマンション管理員として勤務してきた著者による、怒りと悲哀と笑いの記録。~当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承ります~

著者紹介

南野 苑生 (ミナミノ ソノオ)  
1948年生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務。バブル崩壊後、周囲の反対を押し切り、広告プランニング会社を設立するものの、13年で経営に行き詰まる。紆余曲折を経て、五九歳のとき、妻とともに住み込みのマンション管理員に。以来3つのマンションに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)