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人体5億年の記憶 解剖学者・三木成夫の世界

出版社名 海鳴社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-87525-330-3
4-87525-330-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 246P 20cm

商品内容

要旨

私たち人間のからだは、魚であった時代の名残をたくさん抱えている。たとえば、私たちの顔で表情をつくり、口を開いて声や言葉を発する筋肉も、魚だった時代の「えら」の筋肉が変化したものだ。水中で生活する魚類では、顔面に味覚を感じる細胞が集中したが、上陸に伴い、ヒトでは乾燥を避けて口の中の舌でのみ味覚を味わうようになった。東京大学の医学部の学生が特別講義を聞き終わった後、感動の余り拍手したという伝説の解剖学者、三木成夫の話術は、保母さんたちを相手にした一般講演でも笑いが絶えなかったという。そうした絶妙な語り口に、入学したばかりの大学生だった著者も強く惹かれていく。不世出の天才、三木成夫の「人間の見方」の全体像を、ひとつのまとまりのある本として読者に提供すること、これが本書の挑戦である。解剖学は難しくない、人間の体や心の見方が180度変わる。

目次

1 三木成夫とは?(奇妙な授業―大学に入学し三木成夫と出会った
日本の解剖学における三木成夫の先人たち
ライフワークは未完だったのか)
2 人体の中の「動物」(運動系(骨と筋肉)
神経系(脳と神経)
感覚系(目、耳、皮膚))
3 「こころ」はどこにあるのか?
4 人体の中の「植物」(吸収系(胃腸と肺)
循環系(心臓と血管)
排出系(秘尿・生殖器))
5 三木成夫の人間観(「胎児」―個体発生と系統発生
「3歳児」―指差し、呼称音、直立、言葉
「生命記憶」―ヒトの体には五億年の記憶がある)

著者紹介

布施 英利 (フセ ヒデト)  
解剖学者・美術批評家。1960年群馬県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業、および同大学院美術研究科博士課程修了(美術解剖学専攻)。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)