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批評の測鉛

出版社名 構想社
出版年月 1992年9月
ISBNコード 978-4-87574-056-8
4-87574-056-5
税込価格 1,923円
頁数・縦 244P 20cm

商品内容

要旨

孤高で寡作な宗教哲学者の、黙々と演じられた壮烈にして限りなく美しい精神の劇。その核心を明かにして「上より」の垂直線、つまり、「永遠」によって「時」の文化と人間を一切粉砕する、卓越した『波多野精一論序説』。鑑三補記『狂気と正気』など、硬文学再興を説く近作集。

目次

波多野精一論序説―上よりの垂直線
軟文学の中に寝ていられない―硬文学再興を
近代である「かのやう」な近代
1 鑑三・ラスキン・小林
2 狂気と正気
3 人間・この約束を守るもの
斎藤磯雄頌―ボオドレエル、リラダンに倣いて
中原中也―伝説の衣裳を脱いだ中也
ショパンの寒さ
シベリウスの焦燥
ブラームスの埋み火
思い出されるチェーホフ
嘉村礒多―神の細き静かなる声