• 本

戦争とテレピン油

フランダースの声

出版社名 松籟社
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-87984-395-1
4-87984-395-4
税込価格 2,750円
頁数・縦 375P 19cm

商品内容

要旨

ただ私の体験を。私の恐れを。1891年に生まれ、1981年に世を去った祖父は、おのが半生を二冊のノートに綴っていた。戦争の記憶と美の崇高、ふたつともに捉えられ離れられなかったその生涯を、手稿を託された孫―作家ヘルトマンスが読み解いていく。

著者紹介

ヘルトマンス,ステファン (ヘルトマンス,ステファン)   Hertmans,Stefan
1951‐。ベルギー・オランダ語圏の詩人・作家。1981年に小説家としてデビュー後、詩、エッセイ、戯曲、小説を多数発表。国内あるいはオランダ語圏の文学賞をたびたび受賞し、『戦争とテレピン油』では権威あるAKO文学賞を獲得した。オランダ語圏での評価の一方で国際的には知名度が低かったが、『戦争とテレピン油』がはじめて英訳されWar and Turpentineのタイトルで刊行されると、「ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー」の2016年ベスト10の一冊に挙げられるとともに2017年のマン・ブッカー国際賞の候補作となるなど注目を集め、ヘルトマンスの名は世界的に知られることとなった。次作De bekeerlingeも高い評価を獲得し、英訳版The Convertも英米のメディアで好評を博している
新目 亜野 (ニイメ アノ)  
オランダ語文芸翻訳者。ウィーン大学文学部オランダ学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)