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フィレンツェのルネサンス絵画

出版社名 三元社
出版年月 2026年3月
ISBNコード 978-4-88303-623-3
4-88303-623-5
税込価格 10,120円
頁数・縦 537,89P 22cm

商品内容

要旨

ヴァザーリによる「発展の物語」を超えて、画家たちの実践の軌跡を緻密にたどる。1420年から1530年の百年余にわたるフィレンツェの絵画表現の変遷を10年ごとに追う。巨匠の陰で歴史に埋もれたあまたの画家たちも視野に収め、無数の実践の積み重なりが「伝統」に昇華していくダイナミズムを復元する。

目次

フィレンツェ絵画の舞台
ルネサンスと国際ゴシック マザッチョと同時代の画家たち
フラ・アンジェリコ、フィリッポ・リッピ、ウッチェロによる統一的空間の探求
ドメニコ・ヴェネツィアーノと「光の絵画」
交錯する方向性 アンドレア・デル・カスターニョの後半生とアンジェリコ周辺の画家たち
風景と質感の表現 アレッソ・バルドヴィネッティとポッライオーロ兄弟
金工家と画家 ヴェロッキオとその周辺の画家たち
システィーナ礼拝堂装飾と絵画形式の壮大化 ボッティチェリ、ギルランダイオ、ペルジーノ
栄光と動揺 システィーナ礼拝堂の画家たちとフィリッピーノ・リッピ
レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロの滞在と新しい芸術の模索
フラ・バルトロメオ、アンドレア・デル・サルトとフィレンツェの「マニエラ・モデルナ」
揺れ動く社会のなかで アンドレア・デル・サルトの晩年とポントルモ
フィレンツェ絵画の歴史化

著者紹介

伊藤 拓真 (イトウ タクマ)  
1977年、静岡県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科にて修士課程を修了後、ピサ高等師範学校(Scuola Normale Superiore di Pisa)博士課程を修了し、博士号(PhD)を取得。神戸女学院大学文学部准教授などを経て、九州大学大学院人文科学研究院准教授。専門はイタリア美術史。フィレンツェおよびトスカーナ地方のルネサンス美術を中心に、制作過程、工房組織、美術理論と歴史記述との関係などを研究対象としている。単著に、『ルネサンス期トスカーナのステンドグラス』(中央公論美術出版、2017年、地中海学会ヘレンド賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)