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近江が生んだ知将石田三成

淡海文庫 44

出版社名 サンライズ出版
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-88325-162-9
4-88325-162-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

大河ドラマ「天地人」直江兼続の盟友・石田三成。彼は単なる「忠義」の臣だったのか?戦国の構造改革を成し、家康と戦った真の理由とは?新たな三成像に迫る。

目次

1 三成の誕生と出仕(石田三成の人物像
三成の出生地と祖先
三成と秀吉との出会い
父と兄―正継と正澄)
2 秀吉の家臣として(賎ヶ岳合戦前後の三成
奉行としての三成
薩摩島津氏と三成
博多復興と筑前代官)
3 天下人秀吉と三成(小田原北条氏攻めと三成
常陸佐竹氏と三成
奥羽仕置と三成
朝鮮出兵と三成)
4 佐和山城主石田三成(佐和山城主時代の三成文書
三成が佐和山領に出した村掟
佐和山城の城と城下町)
5 西軍の関ヶ原(信濃真田氏と三成
直江兼続と石田三成
西軍の関ヶ原
石田三成の捕縛
佐和山城の戦い)

出版社・メーカーコメント

知将「石田三成」は、豊臣政権の転覆を図る徳川家康に、敢然と立ち向かった「忠義」の臣として、多くの人に受け入れられている。しかし、三成の評価は、単なる「忠義」の臣でよいのか?; ;三成は秀吉のもと、戦国時代後の理想国家を夢みて、太閤検地や兵農分離などの政策を行っていた。それは、社会に浸透したさまざまな既得権を奪うもので、まさしく戦国の構造改革であった。三成は、この改革を断固実現した政治家としてこそ、正当に評価されるべきである。彼は「私恩」のために家康と戦ったのではない、家康と目指す国家が違うために立ち上がっ

著者紹介

太田 浩司 (オオタ ヒロシ)  
1961年東京に生まれる。1986年明治大学大学院文学研究科(史学専攻)博士前期(修士)課程修了。現在は長浜市長浜城歴史博物館学芸員(副参事)。特別企画「一豊と秀吉が駆けた時代―夫人が支えた戦国史―」、「戦国大名浅井氏と北近江―浅井三代から三姉妹へ」、「秀吉を支えた武将田中吉政」などを始め、多くの展覧会を手がけ、近江の歴史に関する研究、論文など、多岐にわたり活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)