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メディアとしての紙の文化史

出版社名 東洋書林
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-88721-813-0
4-88721-813-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 401P 22cm

商品内容

要旨

印刷することもできれば、物を書くことも、破ることも折りたたむこともできる、白い魔術の顕現―紙。電子ペーパーの時代を迎えた今、近代以降の礎となったアナログの世界、すなわち「グーテンベルクの時代」とそれを包括する「紙の時代」を新たに検証し、文学・史料の援用をまじえながら、物質/情報両面の媒体たる紙を論じる。

目次

1 ヨーロッパにおける紙の普及(サマルカンドからの紙片
高まるざわめき
普遍物質)
2 版面の裏で(“印刷されるもの”と“印刷されないもの”
冒険者と紙
透明な活字)
3 大規模な拡大(製紙機の悪魔
新聞用紙と、大衆紙の成立
照らし出される内面世界
近代の紙)

著者紹介

ミュラー,ローター (ミュラー,ローター)   M¨uller,Lothar
1954年生まれ。作家、ジャーナリスト。ベルリン自由大学講師(一般文学論、比較文学論)、『フランクフルター・アルゲマイネ』紙の文芸記者を経て、現在は『南ドイツ新聞』学芸欄編集、フンボルト大学客員教授。2000年には文芸評論でアルフレート・ケル賞を、2008年には評論・エッセイでヨハン・ハインリヒ・メルク賞を受賞
三谷 武司 (ミタニ タケシ)  
1977年生まれ。翻訳家。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。新潟大学人文学部助教、同特任助教を経て、現在は法政大学社会学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)