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現代の生老病死を考える 信仰と学問の場をつなぐ生命倫理

出版社名 22世紀アート
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-88877-164-1
4-88877-164-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 279P 21cm

商品内容

目次

第1部 信仰の場における生命倫理(正雲寺同朋会公開講座記録)現代の生老病死―引き延ばされる老・病・死と操作される生
第2部 学問の場における生命倫理(学術論文集)―死別と安楽死・尊厳死(死別の倫理―グリーフワークと喪の儀礼
自律から共苦へ―日本における「安楽死・尊厳死」裁判の再検討
安楽死の比較文化論を構想する―小野清一郎の安楽死論の検討を通して
安楽死の法的問題と仏教の倫理―小野清一郎の安楽死論と仏教的応報刑論
「諦め」としての安楽死―森〓外の安楽死観
安楽死論事始め―森〓外「甘瞑の説」の意義と問題点
尊厳死の物語として読む「楢山節考」)

著者紹介

寿台 順誠 (ジュダイ ジュンセイ)  
1957年、真宗大谷派正雲寺(名古屋市中川区)に生まれる。1981年3月、早稲田大学第一文学部ドイツ文学科卒業後、僧侶として正雲寺に勤務するかたわら1982年4月、同朋大学文学部仏教学科に編入学して仏教(浄土真宗)を学ぶ。1984年3月、同大学卒業後、関西のいくつかの寺院に勤めながら靖国問題・部落差別問題等に関する仏教者としての社会的諸活動を経て、1990〜1993年、参議院議院翫正敏(当時)の公設第一秘書を務め、平和と人権に関わる諸問題(PKO・戦後補償等)に関わる。秘書辞任後、1994年4月、横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程において国際関係法を学び(1997年3月、同大学院修了)、1998年4月からは一橋大学大学院法学研究科博士後期課程において憲法を学ぶ(2007年3月、同大学院退学)。また、この間、1999年には浄土真宗本願寺派光西寺に入寺(真宗大谷派から浄土真宗本願寺派に転派)、2001年に同寺住職に就任、「学びの場」としての寺作りを模索してきた。2021年12月、後継に住職を譲り、現在は同寺前住職となっており、今後は一個人として思想信仰の問題を究めたいと思っている。さらに最近では、2011年4月より早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程においてバイオエシックス(生命倫理)を学び(2014年3月、同大学院修了)、2016年4月からは早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程において日本文化論を学んだ(2022年3月、同大学院を退学したが、現在、博士論文を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)