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第二の手、または引用の作業

叢書言語の政治 16

出版社名 水声社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-89176-774-7
4-89176-774-X
税込価格 8,800円
頁数・縦 571P 22cm

商品内容

要旨

引用はいつ、どこで、なぜ始まったのか?アリストテレスからボルヘスまで、「引用史」をたどり、「現象学」「記号学」「系譜学」などさまざまな観点から、単なることばの反復にとどまらない、戦略的・政治的な実践としての“引用”を分析し、「書くこと」の本質に迫る、画期的なエクリチュール論。

目次

1 引用、その本来の姿―引用の現象学
2 基本構造―引用の記号学
3 引用の前史―引用の系譜学(1)古代の修辞学
4 絶頂―引用の系譜学(2)神学ディスクール
5 テクストの固定化―引用の系譜学(3)近代的引用の成立
6 濁ったエクリチュール―引用の奇形学
この尻尾はこの猫のものではない

出版社・メーカーコメント

引用とは何か。アリストテレスからボルヘスまで様々な引用の実践を分析し、言葉の反復に留まらない政治的な場としての引用を提示する

著者紹介

コンパニョン,アントワーヌ (コンパニョン,アントワーヌ)   Compagnon,Antoine
1950年、ブリュッセル生まれ。現在、コレージュ・ド・フランス教授。専攻、フランス文学
今井 勉 (イマイ ツトム)  
1962年、新潟県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)