小説「安楽死特区」
出版社名 | ブックマン社 |
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出版年月 | 2019年12月 |
ISBNコード |
978-4-89308-927-4
(4-89308-927-7) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 217P 19cm |
商品内容
要旨 |
まだここだけの話、ということで“安楽死特区”構想についてざっくり説明しますね。国家は、安楽死法案を通そうと目論んでますよ。なぜなら、社会保障費で国が潰れそうだからです。しかし国民皆保険はどうしても維持したい。それならば、長生きしたくない人に早く死んでもらったほうがいい、そう考えています。ベストセラー医師による、初の本格医療小説。 |
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あらすじ:2024年、オリンピックで疲弊した東京はすっかり元気を失っていた。 人気女流作家の名をほしいままにしていた澤井真子はアルツハイマー型認知症と診断をされ、 小説が書けなくなる前に死にたいとある決断をする。 一方、補助人工心臓手術の名医として名を上げた尾形紘は、 緊急搬送された大手自動車メーカー会長の手術執刀を拒否し、 心臓移植待機中の少女の手術に向かったため、大学病院内外から批判の矢を浴びる。 失意の中、医師を辞める決意をした彼に下されたミッション。 それは、安楽死特区の主治医となり自殺幇助に加担せよ、という受け入れがたいものであった。 さらに、かつての東京都知事、池端貴子は日本初の孤独担当大臣に国から任命されると、 末期がんであることを明かし、「私が、安楽死特区の第一号として死にます」と記者会見を行う… 女と男、それぞれの「死にたい」物語が交差したとき、前代未聞の事件は起きた。
出版社・メーカーコメント
死にたい、と願うのはエゴですか? 生きていて、と望むのは愛ですか? 〜死と向き合っている医師だから書けた、現代人のエゴイズム、そして愛と情〜 このごろ、「早く日本でも安楽死を認めてほしい」という人が増えた。 その先にどんな未来が待ち受けているのか、書きたかった。(著者)