• 本

地域からつくる 内発的発展論と東北学

出版社名 藤原書店
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-89434-866-0
4-89434-866-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 243P 20cm

商品内容

要旨

生涯をかけて「内発的発展論」を追究した社会学者・鶴見和子(1918‐2006)が、鶴見に背中を押され「東北学」へ踏み出した赤坂憲雄との対話のなかで、死の3か月前に語り遺したこととは何か。東日本大震災を経て、地域社会の解体と、自然と人間との関係の苛烈な再編成に直面しているわれわれが、いま一度、地域に立脚した未来像を描く方途を探る。

目次

序論 三・一一以後の鶴見和子論のために
第1部 対談 内発的発展論と東北学(なぜ、東北へ赴いたのか
「漂泊と定住」の枠組の解体
「東北」はひとつではない
地域から国境を越える)
第2部 柳田国男から東北学へ(柳田・民俗学・東北
柳田国男から内発的発展論へ―『鶴見和子曼荼羅4 土の巻』解説)

おすすめコメント

その生涯を賭けて「内発的発展論」を追求した社会学者・鶴見和子(1918−2006)が、鶴見に背中を押され「東北学」へ踏み出した赤坂憲雄との対話の中で、死の3か月前に語り遺したこととは何か。東日本大震災を経て、地域社会の解体と、自然と人間との関係の苛烈な再編成に直面しているわれわれが、いま一度、地域に立脚した未来像を描く方途を探る。

著者紹介

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)  
1953年生。学習院大学文学部教授。福島県立博物館館長。遠野文化研究センター所長。1999年、責任編集による『東北学』を創刊
鶴見 和子 (ツルミ カズコ)  
1918年東京に生まれる。39年津田英学塾卒業、41年ヴァッサー大学哲学修士号取得。65年ブリティッシュ・コロンビア大学助教授、66年プリンストン大学社会学博士号(Ph.D.)取得、69年上智大学外国語学部教授、同大学国際関係研究所所員(〜89年。82〜84年同所長)を経て、上智大学名誉教授。専攻、比較社会学。95年南方熊楠賞受賞。99年度朝日賞受賞。幼少より佐佐木信綱門下で短歌を学び、花柳徳太郎のもとで踊りを習う(20歳で花柳徳和子を名取り)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)