那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々
| 出版社名 | ボーダーインク |
|---|---|
| 出版年月 | 2013年7月 |
| ISBNコード |
978-4-89982-241-7
(4-89982-241-3) |
| 税込価格 | 1,760円 |
| 頁数・縦 | 221P 19cm |
書店レビュー
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- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
「異動したいんです。」・・そのひとことで、東京から沖縄へ転勤、2年後には新刊書店を辞して古本屋を開店した宇田智子さん。その奮闘記とも呼べる本著が、沖縄の出版社ボーダーインクから刊行されました。地元の人、観光客、看板を並べる商店の人々とのやりとりから、市場の路上で本を売る日々が綴られています。「那覇の本屋さんマップ」なるものまで載っている、沖縄の空気をたっぷり含んだ1冊。本屋好きにはもちろん気になる内容ですが、新天地で何かを始めたい人にもおすすめです。
(2014年1月31日)
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出版社・メーカーコメント
「市場の古本屋ウララ」店主の本が刊行されました。日本一大きな新刊書店の書店員から、日本一狭い古本屋の店主へ。〈ジュンク堂那覇店が開店するときに東京から異動してきた私が、その二年後にひとりで古書店を始めるとは、自分でも思いもしなかったー〉 市場通りは行き交う人も本もおもしろい。三畳の帳場から眺める、日々の切れはしを綴った、著者初めてのエッセイ集。待望の、と言ってもいいでしょう! 〈豚の顔皮(ちらがー)で有名な第一牧志公設市場の向かい側で、隣は漬物屋さんと洋服屋さん、前は鰹節屋さん。通りには土産物屋も餅屋も傘屋もある。アーケードの下、みんな道にせり出して、顔をつきあわせて店番をしている。畳三畳のスペースに本を並べる。メインは沖縄に関する本で、ほかに人文・文芸・芸術・実用書など、試行錯誤しながら少しずつ揃えている。路上に座って扇風機を回しながら 古本を売るという仕事があるなんて、まず想像できないだろう。そんな仕事をしている人は、私のほかに何人くらいいるのだろう〉本文より抜粋 ブログ、雑誌、新聞で発表された作品に書き下ろしを多数加えてミックスアップした内容になっています。これを機会にぜひご一読お願いします。