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可能なるアナキズム マルセル・モースと贈与のモラル

出版社名 インスクリプト
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-900997-77-6
4-900997-77-3
税込価格 3,740円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

孤立を求めて連帯を怖れず。権力なき共生はいかに可能か。マルセル・モースに端を発し、ポランニーを経由して、柄谷行人の交換様式論にいたる流れを追い、マルクス、ワルラスらの理論的探求、グレーバー、スコットらの実践的展望を援用しつつ、贈与のモラルを内包した交換様式の実現に来たるべき社会の構成原理を見出す、渾身の書下し。

目次

マルセル・モースとは誰か
贈与のモラル
国家と個人
無力な首長と国家なき社会
「ハウ」と戦争
利潤なき市場経済
労働力商品と剰余価値
贈与と負債
理論と倫理
モースと社会主義―生産様式から交換様式へ
交換様式D
ネーション
可能なるアナキズム

著者紹介

山田 広昭 (ヤマダ ヒロアキ)  
1956年、大阪府生れ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。パリ第8大学第三期博士(フランス文学および比較文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(言語情報科学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)