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流離の時代

出版社名 幻戯書房
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-901998-90-1
4-901998-90-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 300P 20cm

商品内容

要旨

思想が生み出す言葉。個人と家族、詩と小説、改革と伝統、文学と社会―せめぎあう二つの世界をたえず往還し、昭和そして戦争、現在に至る自らの原風景を見つめた最新エッセイ集。

目次

プロローグ 武蔵野から麻布まで
1 流離の閲歴(流竄の時代
わが師の恩―ごねれば尊し ほか)
2 文明と旅(ライ王のテラスに立って
リトアニア紀行 ほか)
3 伝統のなかの革新(伝統を正しい姿へ
我らが同時代人小林秀雄 ほか)
4 隧道を抜けると(出版産業の好機
凧の情景 ほか)
5 過ぎてゆく光景(南冥の旅
英雄の不在 ほか)
エピローグ 中二階論と執行猶予論

出版社
商品紹介

個人と家族、改革と伝統、文学と社会など、鬩ぎあうふたつの世界を往還してきた文学者の原風景をみつめたエッセイ集。

著者紹介

辻井 喬 (ツジイ タカシ)  
1927年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。詩人、作家。セゾン文化財団理事長。1961年『異邦人』で室生犀星詩人賞、84年『いつもと同じ春』で平林たい子文学賞、93年『群青、わが黙示』で高見順賞、94年『虹の岬』で谷崎潤一郎賞、2000年「わたつみ」三部作で藤村記念歴程賞、01年『風の生涯』で芸術選奨文部科学大臣賞、04年『父の肖像』で野間文芸賞、06年『鷲がいて』で現代詩花椿賞、読売文学賞、09年『自伝詩のためのエスキース』で現代詩人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)