• 本

大阪の神さん仏さん

出版社名 140B
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-903993-14-0
4-903993-14-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 285P 19cm

商品内容

要旨

身内びいきでコミュニケーション上手、合理主義で新しいもん好き、大阪の人々の精神性は「神さん仏さん」との付き合いから生まれてきた。住吉大社、四天王寺、生國魂神社、大阪天満宮…土地に根差した神社やお寺に目を向けることから、大阪という都市や、そこに生きる人々の特性を読み解いていく。

目次

神さん編その1 「水」にまつわる大阪の古社と、川のように習合する日本人の信仰(「つながり」が人にもたらす力。
歴史を語る時の言葉について。 ほか)
神さん編その2 人知の及ぶべくもない天災を前に、宗教が贈るメッセージ(「死ぬ時節には死ぬがよろしく候」
宗教者の言葉はどうあるべきか。 ほか)
神さん編その3 夏祭りもコミュニケーション重視!大阪の神さんのアクティビティ(ムラの祭りとマチの祭り。
大坂城代の家臣も驚いた夏祭りの多さ。 ほか)
仏さん編その1 神道、キリスト教との比較から考える 日本そして大阪と仏教のつながり(無縁死とコミュニティ。
数字で見る大阪のお寺の特徴。 ほか)
仏さん編その2 合理主義、横並び意識…浄土真宗が導く、大阪版プロテスタンティズム(大きな曲がり角に立つ現在の宗教。
寺内町と大坂本願寺の成立。 ほか)

著者紹介

釈 徹宗 (シャク テッシュウ)  
1961年大阪府池田市生まれ。大阪府立大学大学院人間文化研究科博士課程修了。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学教授も務める。専門は宗教学。お寺の裏にある民家で、認知症の高齢者をケアするためのグループホーム「むつみ庵」の運営も行う。論文「不干斎ハビアン論」で第5回涙骨賞受賞
高島 幸次 (タカシマ コウジ)  
1949年大阪市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修了。大阪大学招聘教授。専門は日本近世史。大阪天満宮文化研究所員も務め、特に天神祭の研究においては第一人者として知られる。また天神祭のボランティアガイド役である天満天神御伽衆を養成するなど、天神祭の普及・伝承にも尽力している。自らがプロデューサー役となる講座やイベントの企画も多数あり、追手門学院大阪城スクエアでは企画アドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)