• 本

足利事件 松本サリン事件

出版社名 TOブックス
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-904376-11-9
4-904376-11-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 189P 20cm

商品内容

要旨

二大冤罪事件の当事者が語る日本の司法と報道の過ち。

目次

第1章 二つの事件を振り返って(近況について
刑務所での生活
今後について)
第2章 取調室―密室で何が行われているのか?(逮捕当時の状況
なぜ、虚偽の自白をするのか
警察のイメージ
捜査トップの判断
謝罪について)
第3章 マスコミと世論という冤罪共犯者たち(マスコミ報道
専門家のコメント
世論の暴走
マスコミの役割)
第4章 裁判所は誰が裁くのか?(裁判の構造
裁判官の謝罪
鑑定の問題
裁判所の役割
裁判員制度について)
第5章 冤罪事件を無くすために(冤罪は誰にでも起こる
冤罪の割合
支援者が頼りの綱
冤罪を防ぐために
支援組織のネットワーク
弁護士の役割
今後の活動)

おすすめコメント

二大冤罪事件の、当事者が語る日本の司法と報道の過ち。今、国民はその真実に、向き合わなければならない。1994年、長野県・松本市で起きた、松本サリン事件において、警察の杜撰な捜査と報道被害で犯人扱いを受けた、河野義行。1990年、長野県・足利市で起きた幼女誘拐殺人事件=足利事件において、自白強要と低精度のDNA鑑定によって17年間もの間、獄中生活を送った菅家利和。疑惑と絶望の闇を生き抜いた二人が、警察、検察、裁判所、マスコミの実態を語る、初の対談。本文には、河野氏が共同通信に宛てた手記、菅家氏が獄中から書いた無実の叫びを綴った手紙も収録!

著者紹介

菅家 利和 (スガヤ トシカズ)  
1946年生まれ。1990年に栃木県・足利市で起きた幼女誘拐・殺人・死体遺棄事件(「足利事件」)で、1991年12月に逮捕・起訴される。無罪を主張するも、2000年に無期懲役が確定し、千葉刑務所で服役。2009年6月、DNA鑑定の不一致が確認され、釈放。現在、再審公判準備中
河野 義行 (コウノ ヨシユキ)  
1950年愛知県生まれ。1994年6月に長野県・松本市でオウム真理教が起こした「松本サリン事件」の第一通報者。同事件の被害者であるにも関わらず、警察の杜撰な捜査と、犯人扱い同然のマスコミによる報道によって、多大なる人権侵害を被る。現在、犯罪被害者支援や講演会活動を全国各地で積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)