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幼年画

出版社名 サウダージ・ブックス
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-907473-05-1
4-907473-05-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 166P 19cm

商品内容

要旨

遠藤周作が絶賛した小説「夏の花」の作家が、原爆投下以前の広島の幼年時代を追憶する美しく切ない短編小説集―。広島・被爆70年という歴史の節目に、同地出身の詩人・小説家、原民喜(1905~1951)の文学を紹介。「三田文学」等で活躍し、原爆投下直後の広島の惨状を描いた名作で知られる作家・原民喜。戦後、自ら命を絶つ前に作家自身によって編まれた短編小説の連作「幼年画」をはじめて単行本化。古書・蟲文庫の店主でエッセイストの田中美穂の解説を付し、原民喜の知られざる初期作品に新しい光をあてる。

著者紹介

原 民喜 (ハラ タミキ)  
詩人・小説家。1905(明治38)年、広島県広島市に生まれる。少年時代より、次兄と雑誌「ポギー」を発行するなど文学に親しみ、同人誌に詩や散文を寄稿する。一八歳で慶応義塾大学文学部予科に入学し、上京。創作活動のかたわら、左翼運動にも関心を深める。その後、同大学の英文科に進学。太平洋戦争開始後の1945(昭和20)年1月に広島に疎開し、8月6日に原爆被災。戦後ふたたび上京し、慶応義塾商業学校・工業学校夜間部の嘱託英語講師を務め、「三田文学」の編集と創作活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)