• 本

キッチン・コンフィデンシャル

出版社名 土曜社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-907511-00-5
4-907511-00-0
税込価格 2,198円
頁数・縦 354P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 単なる暴露本にとどまらない、プロの心が垣間見れる一冊

     セレブ・シェフとして一世を風靡したアンソニー・ボーデインが
    美食の原体験からレストラン業界への参入と小さな成功、挫折と
    そして「荒野の日々」と題されるどん底の時代を経てシェフと
    なるまでの体験と、そこから見たレストラン業界の裏側に迫る一冊。

     レストランで何をいつ「食べるべきでない」のか、キッチンでは
    一体どんな人がどんな事をやって料理を作るのか、プロはいかにして
    料理をするのか、そんなレストランの裏事情が独特の語り口で描かれる。
    その痛快で小気味よい叙述は読者を引き込んでやまない。

     他方で、本書を単なる暴露本や面白本で終わらせてしまうのは勿体ない。
    不意に語られる、ろくでもない上司にこき使われ、同僚には背中を撃たれ、
    疲弊の谷間を安い賃金で彷徨うような不遇に日々をなんとか生き残る方法。
    高い意識と料理業界への深い愛情を伴って随所に示されるそのアドバイスと
    その時に垣間見えるシェフの人柄が、この本を単なる暴露本の類いから
    ひとつ高い所に昇華させているように思える。

    (2023年3月8日)

商品内容

目次

前菜
ファーストコース
セカンドコース
サードコース
デザート
コーヒーと煙草

著者紹介

ボーデイン,アンソニー (ボーデイン,アンソニー)   Bourdain,Anthony
シェフ、作家。1956年、ニューヨーク市に生まれる。コックを志し、米ヴァッサー大学を中退。78年に米国料理学院(CIA)を卒業。サパークラブ、ワン・フィフス・アヴェニュー、サリヴァンズなどニューヨーク市内の有名レストランで働き、98年にブラッスリー・レアール総料理長就任。その間、95年に犯罪小説『シェフの災難』を発表し、執筆活動を開始。現在は、米CNNの旅行番組「パーツ・アンノウン Parts Unknown」に出演するほか、米ABCの料理対決番組「ザ・テイスト The Taste」審査員も務める
野中 邦子 (ノナカ クニコ)  
翻訳家。1950年、東京に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)