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ボクシングと大東亜 東洋選手権と戦後アジア外交

出版社名 忘羊社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-907902-11-7
4-907902-11-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 319P 20cm

商品内容

文学賞情報

2017年 第33回 大平正芳記念賞受賞

要旨

鉄道王・小林一三の実弟にして「聖地」後楽園を率いた国粋主義者、稀代のフィリピン人興行師と共に暗躍した裏社会の顔役、キリスト者として平和の架け橋となった東洋王者、メディア王・正力松太郎、そして昭和の妖怪・岸信介…関係者の証言や資料をもとに、大戦中100万人以上が犠牲となったフィリピンとの国交回復をめぐる葛藤と交流の軌跡を描く。

目次

序章 忘れられた栄光
第1章 「帝国」の危機とスポーツ
第2章 日比関係はいかにして悪化したか
第3章 興行師たちの野望とアジア
第4章 テレビ放送を支えた尊皇主義者
第5章 岸外交における露払いとしての東洋チャンピオン・カーニバル
第6章 ボクサーにとっての東洋選手権
第7章 戦後ボクシングと大衆ナショナリズムの変容
終章「大東亜」の夢は実現したか

著者紹介

乗松 優 (ノリマツ スグル)  
1977年、愛媛県松山市生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府修了。博士(比較社会文化)。現在、関東学院大学兼任講師。専攻:スポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ(文化研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)