• 本

Q&A非上場株式の評価と戦略的活用手法のすべて

新版

出版社名 ロギカ書房
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-909090-84-3
4-909090-84-3
税込価格 3,960円
頁数・縦 405P 21cm
シリーズ名 Q&A非上場株式の評価と戦略的活用スキーム

商品内容

要旨

非上場株式の評価上の論点のすべてを一冊に収録!!初版発行以降の重要裁決・裁判例等々を精査し収録・解説。実務でも非常にニッチと考えられる論点を多く追加。

目次

1 株式評価編(税務上適正評価額編
類似業種比準価額編
純資産価額編
M&A編(※民法時価についても言及))
2 事業承継タックスプランニング編(自己株式を利用した事業承継案
種類株式と属人株
DESと株価
DESでの負債の時価評価の方法
個人地主の法人化に係る株価 ほか)

出版社・メーカーコメント

法人資産税分野では非上場株式の評価が出発点となります。現在では、自社株評価は特殊領域ではなくなってきていること、事業承継対策においてポイントとなる自己株式の取得等や組織再編成、事業承継に係る資本政策スキームにおいて自社株評価について特に初期における税額シミュレーションの重大性が広く認識されています。自社株評価は、類書にあるような計算事例だけでも、後付けで税務申告書を記載したり、その他税務諸手続をすることは確かに可能です。しかし、組織再編成や事業承継といったコンサルティング分野の領域においては、場合によっては税額が非常に多額に及ぶこともあるため、初期の段階で税額シミュレーションをし、クライアントに周知徹底すべき事項であり、そういった点において今後ますます重要性は高まると考えられます。従来の類書であれば、「非上場株式の評価方法」といったように記載方法が列挙されていることが常で、その他周辺事例に、特に事業承継に絡めて真正面から取り上げられることはほとんどありませんでした。本書は類書に掲載されていない周辺実務にできるだけ焦点をあて、周辺解説を銘打ち、真に株価の周辺実務に耐えうる内容はこの1 冊で事足りるような構成となっています。今回の新版にあたり、初版発刊以降の重要裁決・裁判例等々を精査し収録、解説を施し、さらに実務でも(場合によっては非常に)ニッチと考えられるような論点についてもかなり多く追加しています。本書の大きな特徴は、以下の点に集約されます。・初級者から上級者まで幅広い読者のニーズにこたえるものを意識しています。・論点は上掲のとおり意図的にニッチな分野まで踏み込んで、特に網羅性を重視しています。そのため、類書では軽く扱っている記載についても誌面の許す限り詳細な解説をしています。・裁決・裁判例・判例についても網羅性を重視し、できるだけ実務上のヒントになるような汎用性のあるものを厳選して掲載しています。・みなし贈与は「不知・うっかり」で失念することが大半であり、苦手意識を持っている実務家が多いため表現はできるだけ平易に、また、随所に非常に簡単な「よくある」事例を組み込み具体的な取引をイメージしていただけるようにし、一方で実務上稀な事例についても上級者向けに汎用性のある取引を厳選し掲載しています。(この点に関しては論点の切り貼りと感じられる読者もいらっしゃることと存 …

著者紹介

伊藤 俊一 (イトウ シュンイチ)  
愛知県生まれ。愛知県立旭丘高校卒業後、慶應義塾大学文学部入学。その後、身内の相続問題に直面し、一念奮起し税理士を志す。税理士試験5科目試験合格。一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務専攻修士課程修了、同博士課程満期退学。慶應義塾大学「租税に関する訴訟の補佐人制度大学院特設講座」修了。都内コンサルティング会社にて某メガバンク本店案件における、事業再生、事業承継、資本政策、相続税等のあらゆる税分野を担当。特に、事業承継・少数株主からの株式集約(中小企業の資本政策)・相続税・地主様の土地有効活用コンサルティングは勤務時代から通算すると数百件のプランニング立案実行を経験している。東京税理士会等各士業向け研修件数は年間約180本を超える。さらに税理士・公認会計士・弁護士・司法書士等からの御相談業務や租税法鑑定意見書作成等々、各士業向けの各種サービスについて豊富な経験と実績を有する。東京税理士会本郷支部所属。厚生労働省ファイナンシャル・プランニング技能検定(国家資格)試験委員。株式会社きんざい教材編集委員。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。所属学会、日本税務会計学会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)