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二代目市川團十郎の日記にみる享保期江戸歌舞伎

出版社名 文学通信
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-909658-09-8
4-909658-09-2
税込価格 6,600円
頁数・縦 254,12P 22cm

商品内容

要旨

資料がきわめて少ない享保期に残されていた、歌舞伎役者二代目市川團十郎の日記。この手つかずの資料を手掛かりに、第一部「享保期の江戸歌舞伎」で二代目團十郎の演技・演出について、第二部「享保期歌舞伎の興行」で江戸歌舞伎劇場経営の役割について解明する。そこには、身分を超えた観客らに広く迎え入れられた二代目團十郎と、業種を超えて近隣商業を巻き込み発展した歌舞伎劇場の姿があった。

目次

第1部 享保期の江戸歌舞伎―二代目團十郎と演出の種々相(二代目團十郎の読書体験と演技・演出
江戸の開帳興行―不動明王の演技・演出を中心に
宣伝の演出と印刷物の制作―もぐさ売りを中心に
「助六」と喫煙の演出)
第2部 享保期江戸歌舞伎の興行(享保期江戸歌舞伎の劇場経営
森田座の休座と控櫓による河原崎座の旗揚げ
享保期の芝居茶屋
江戸歌舞伎の観客)

著者紹介

ビュールク,トーヴェ・ヨハンナ (ビュールク,トーヴェヨハンナ)   Bj¨ork,Tove Johanna
1974年フィンランド生まれ。2000年、アーボ・アカデミー大学(フィンランド・トルク)大学院博士前期課程修了、修士(国際法)。2002年、フンボルト大学(ドイツ・ベルリン)で日本学研究を開始、2014年、立教大学日本文学博士課程後期課程修了、博士(文学)。2014年10月より埼玉大学人文社会科学研究科・准教授(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)