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Yes,Noh ニューヨークから34歳で能の世界に飛び込んだ女性能楽師のYESな半生

出版社名 KuLaScip
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-911322-04-8
4-911322-04-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 199P 19cm

商品内容

要旨

喜寿の祝いで舞った百歳の老女小野小町の能『関寺小町』。その舞台でシテ(主役)が倒れた。神に捧ぐ能は途中で止めることは許されない。シテを舞台袖に寝かしたまま舞台は続く。この命を懸けた能舞台を観た著者は一切を捨て34歳で能の世界へ飛び込む。能とは何か。生きるとは何か。重要無形文化財総合指定保持者、女性能楽師関直美の半生。シテ方金春流八十世宗家金春安明師との対談、日本画家手〓雄二氏との対談収録。

目次

第1章 能を舞う(能『乱』。一生に一度の「披キ」
六百五十年続くお能の魅力)
第2章 茶道の家に生まれる(ニューヨークへ飛び立つ
日本人としてのアイデンティティ ほか)
第3章 三十三歳。能と出会う(能『関寺小町』
命の懸かった能舞台 ほか)
第4章 三十四歳。東京藝大邦楽科能楽専攻に入学する(人は人、自分は自分
博士リサイタル「鬼を舞う」)
第5章 能楽師として生きる(型に命を入れるから形になる
女性能楽師 ほか)

著者紹介

関 直美 (セキ ナオミ)  
1964年北海道帯広市生れ。音楽博士、重要無形文化財総合指定保持者。St.Francis college(NY USA)、心理学部卒業。裏千家茶道専門学校、研究科修了。東京藝術大学、音楽学部邦楽科卒業。同大学院、音楽研究科修士課程修了。同大学院、同博士課程修了。能楽師シテ方宝生流職分。(公社)能楽協会会員、(一社)日本能楽会会員、(公社)宝生会会員、同門会「花月会」主宰。茶道裏千家正教授。(一社)茶道裏千家淡交会特別師範会員、裏千家インターナショナルアソシエーション会員。伝統文化普及継承団体「伝統の橋がかり」主宰。平成30年度東京都女性活躍推進大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)