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〈みやび〉異説 『源氏物語』という文化 新装版

叢書・文化学の越境 3

出版社名 森話社
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-916087-31-7
4-916087-31-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 258P 20cm
シリーズ名 〈みやび〉異説

商品内容

要旨

千年ものあいだ日本の文学や文化に大きな影響をあたえつづけた『源氏物語』とは何か…その享受と再生の様相に各時代の文化の反照をさぐり典雅なイメージを逸脱するこの物語の逆説と王朝的“みやび”の命脈を検証して日本文化の核心に迫る。

目次

1 『源氏物語』のパラドクス―光源氏と“みやび”幻想 座談会(小嶋菜温子
小林正明
土方洋一
吉井美弥子)
2 転倒した『狭衣物語』―鎌倉物語『苔の衣』と“始源”なるものへの指向
3 源氏能とは何か―謡曲「半蔀」のドラマトゥルギー
4 江戸の源氏絵―初期絵入本から浮世絵へ
5 「物のあはれ」と勧善懲悪―宣長の『源氏物語』作中人物論
6 わだつみの『源氏物語』―戦時下の受難
7 「夢の浮橋」架橋考―谷崎から『源氏物語』へ

著者紹介

吉井 美弥子 (ヨシイ ミヤコ)  
1959年生。桐朋学園大学短期大学部助教授。中古文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)