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『愚管抄』の〈ウソ〉と〈マコト〉 歴史語りの自己言及性を超え出て

出版社名 森話社
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-916087-69-0
4-916087-69-0
税込価格 6,160円
頁数・縦 371P 22cm

商品内容

要旨

『愚管抄』はどのように「虚」を構えることによって、現実の歴史を超え出て、あるべき未来の歴史のビジョンを打ち出すことができたのか。多分に「虚構」をまじえた、その「主体」のあり方と「叙述」のメカニズムを解明する。

目次

プロローグ 『愚管抄』論に向けての二つの助走(作為篇 偽書の青春―九条家に見る草創期の「家」の文化戦略
自然篇 狐がくれた「鎌」の話―藤原摂関家の女たちによる鎌足神話の創出)
第1部 その二つの形式をめぐって(時間論 天下を淳素に反すべし!―『愚管抄』に見る転換期のロマンティーク
言説論 歴史の外部に立つこと―『愚管抄』における「一人称」表現の可能性)
第2部 その三つの主題をめぐって(文武兼行論 ハカラヒの政治学―変転する「道理」と兵学リアリズム
女人入眼論 女は世界を救えるか―『愚管抄』に見る慈円の「女性嫌悪」
二神約諾論 「未来騙り」のテキスト―『愚管抄』のウソとマコト)
第3部 同時代テキストとの比較二題(法然論 「おわり」と「はじまり」の意識―『愚管抄』に見る“とき”の相克
長明論 「安元の大火」に見る隠れた争点―「意味付け」の拒否、もしくはその多様化へ向けて)
エピローグ 表題の意図をめぐって(自己言及論 歴史を「書く」とはどういうことか―歴史叙述の“ウソ”と“マコト”)

著者紹介

深沢 徹 (フカザワ トオル)  
1953年、神奈川県相模原市生まれ。立教大学大学院修士課程修了(文学修士)。桃山学院大学社会学部教授。平安・院政期文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)