• 本

ひとびとの精神史 第5巻

万博と沖縄返還 1970年前後

  • 吉見俊哉/編 鈴木邦男/〔ほか執筆〕
出版社名 岩波書店
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-00-028805-7
4-00-028805-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 331P 19cm
シリーズ名 ひとびとの精神史

商品内容

要旨

高度成長の陰で築かれた犠牲の構造―浸潤していく「日米体制」、抗いの声は現代を問う。

目次

1 劇場化する社会(三島由紀夫―魂を失った未来への反乱
山本義隆―自己否定を重ねて
岡本太郎―塔にひきよせられるひとびと
牛山純一―テレビに見た「夢」)
2 沖縄―「戦後」のはじまり(仲宗根政善―方言研究に込めた平和への希求
マリー―米軍兵士と日本人の間で戦ったロックの女王
比嘉康雄と東松照明―二人の写真家の“沖縄”)
3 声を上げたひとびと(田中美津―“とり乱しの弁証法”としてのウーマン・リブ
川本輝夫―水俣病の“岩盤”を穿つ
横塚晃一―障害者は主張する
大地を守る会―紛争の経験を地域の実践へ
木村守江―「原発村」の誕生と浜通り)

おすすめコメント

戦後復興が実現し高度経済成長がピークを迎える中、差別と矛盾は周縁へと押し付けられた。抗う声が上がる。

著者紹介

吉見 俊哉 (ヨシミ シュンヤ)  
1957年生。東京大学教授。社会学・文化研究・メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)