• 本

南の子供が夜いくところ

角川ホラー文庫 Hつ1−4

出版社名 角川書店
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-04-100712-9
4-04-100712-7
税込価格 704円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

からくも一家心中の運命から逃れた少年・タカシ。辿りついた南の島は、不思議で満ちあふれていた。野原で半分植物のような姿になってまどろみつづける元海賊。果実のような頭部を持つ人間が住む町。十字路にたつピンクの廟に祀られた魔神に、呪われた少年。魔法が当たり前に存在する土地でタカシが目にしたものは―。時間と空間を軽々と飛び越え、変幻自在の文体で語られる色鮮やかな悪夢の世界。

おすすめコメント

呪術的な南洋諸島の時空間を自由自在に語る、恒川版マジックリアリズム! 島に一本しかない紫焔樹。森の奥の聖域に入ることを許されたユナは、かつて〈果樹の巫女〉と呼ばれた少女だった……。呪術的な南洋の島の世界を、自由な語りで高らかに飛翔する、新たな神話的物語の誕生!

著者紹介

恒川 光太郎 (ツネカワ コウタロウ)  
1973年東京生まれ。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)