そのハミングは7
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-04-115641-4
(4-04-115641-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 279P 19cm |
商品内容
要旨 |
1992年8月、9歳の少年トビーは家族旅行中のフロリダでハリケーンに遭い、視力を失った。両親は変わらぬ愛情を持って接するが、トビーの心は傷ついて孤独のまま。彼の友達は、父がくれた仔犬のハミングだけだった―。ある夏の日、トビーはハミングとの散歩中に近所の森で古い鍵を拾う。持ち主はジャンナ・グッドスピード。酒に煙草にギター、見透かしたような言動をする、いけすかない無法者。はじめは仲違いを繰り返しながら、ふたりはだんだん距離を縮めていく。けれどもジャンには、誰にも触れられない秘密があって…。第9回カクヨムWeb小説コンテスト“エンタメ総合部門”特別賞受賞作。 |
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出版社・メーカーコメント
1992年8月、9歳の少年トビーは家族旅行中のフロリダでハリケーンに遭い、視力を失った。両親は変わらぬ愛情を持って接するが、トビーの心は傷ついて孤独のまま。彼にとって、父が与えてくれた仔犬のハミングだけが友達だった。ある夏の日、ハミングとの散歩中に近所の森で古い鍵を拾う。持ち主はジャン・グッドスピード。酒に煙草にギター、見透かしたような会話。絵に描いたような「無法者」のジャンは、目の見えないトビーのことも健常者と同じように(乱暴に)扱った。はじめは不信感を覚えながらも、だんだん距離を縮めていくふたり。やがて、トビーはジャンと訪れた隣町エクバタナでウエイトレスのサラに出会い、惹かれていく。少しずつ立ち直っていくトビー。けれども、ジャンには、誰にも触れることのできない秘密があって……。ラストは感涙必至、ひと夏の少年の体験と成長を描くエモーショナル青春ファンタジー。