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生きるよすがとしての神話

角川ソフィア文庫 C153−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-04-400187-2
4-04-400187-1
税込価格 1,364円
頁数・縦 453P 15cm

商品内容

要旨

洋の東西を問わず、太古の時代より人間の生活は常に神話の語る真実と共にあった。だが科学の発達により古来の観念体系は崩壊し、文化や宗教は分離した。社会秩序と個人が重要視される今日、神話の果たす機能とは何なのか。身近な出来事から文学、精神医学、そして宇宙に至るまで、広範な例を挙げながら神話と共に豊かに生きる術を独自の発想で語る。多くの作家に影響を与えた神話学の巨人による、不朽の名著。

目次

科学は神話にどんな影響を及ぼしたか
人類の出現
儀式の重要性
東洋と西洋の分離
東洋宗教と西洋宗教の対立
東洋芸術のインスピレーション

愛の神話
戦争の神話と平和の神話
統合失調症―内面世界への旅
月面歩行―宇宙への旅
結び―もはや境界線はない

著者紹介

キャンベル,ジョーゼフ (キャンベル,ジョーゼフ)   Campbell,Joseph
1904年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒業後、パリ大学、ミュンヘン大学へ留学。このとき、キリスト教の自然征服の思想や排他性に強い疑問を抱き、それに代わるべきものをアメリカ・インディアンの神話や仏教思想のうちに見出す。帰国後、サラ・ローレンス大学でドイツ哲学、比較神話学などを教える。1987年没
飛田 茂雄 (トビタ シゲオ)  
1927年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、中央大学名誉教授。英米文学翻訳家。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)