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「責任」ってなに?

講談社現代新書 1821

出版社名 講談社
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-06-149821-1
4-06-149821-5
税込価格 814円
頁数・縦 262P 18cm

商品内容

要旨

私は悪くない。与えられた「役割」を果たしただけ。歯車だから。ああするしかなかった。「ほんとうの自分」は違うんだ。―これ、どこかおかしくないか。

目次

第1章 責任という概念
第2章 責任と自由―責任の条件
第3章 責任の主題
第4章 責任の主体―誰が責任を負うのか
第5章 役割と自己―その切断
第6章 じわじわとひろがる解離傾向
第7章 国家という集団―戦争責任
第8章 責任の空洞化
終章 人間として生きるために

おすすめコメント

「ああするしかなかった」「本当の自分は違うんだ」―個人の責任をどう考えるか。そもそも責任はどこに生まれるのか。日本を覆う「無責任の構造」を解明する。

出版社・メーカーコメント

「責任がある」とはどういうことなのか? 責任という概念は暖味かつ多層的である。その成立条件から国家・国民としての責任まで、倫理学者が真摯に問い直し、日本を覆う「構造的無責任」の源泉を明かす。

著者紹介

大庭 健 (オオバ タケシ)  
1946年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専修大学文学部教授。専攻は倫理学、分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)