• 本

親鸞

講談社学術文庫 1288

出版社名 講談社
出版年月 1997年7月
ISBNコード 978-4-06-159288-9
4-06-159288-2
税込価格 968円
頁数・縦 250P 15cm

商品内容

要旨

法然の思想を継承しつつ、独自の境地を切り開いた真宗の開祖親鸞。その思想の究極は、悪人優先の救い、煩悩具足のままの救い、この世とあの世における平等、の現世における実現にほかならない。時の権力や既存宗教による度重なる迫害、越後への配流、東国移住、実子善鸞の義絶等々、求道者ゆえ、布教者ゆえの波瀾にみちた親鸞の生涯とその思想を、真宗研究の第一人者があざやかに描いた書き下ろし。

目次

序論
第1章 鎌倉仏教はなぜ生まれたか
第2章 他力の念仏後親鸞
第3章 越後における流人親鸞
第4章 関東の親鸞
第5章 親鸞教団の形成と弾圧
第6章 慈信坊善鸞の背信と義絶
第7章 親鸞の往生とその後の真宗
第8章 親鸞における行動と思想

出版社・メーカーコメント

真宗研究の第一人者が書き下ろした親鸞入門「悪人正機」を説き「妻帯」を実践して、既成宗教の思想を否定した親鸞。流罪、遍歴、長子善鸞の義絶等々、起伏に富んだ90年の生涯の言と行とにその思想を探る