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関東軍 在満陸軍の独走

講談社学術文庫 1714

出版社名 講談社
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-06-159714-3
4-06-159714-0
税込価格 990円
頁数・縦 248P 15cm

商品内容

要旨

日露戦争直後から太平洋戦争終結までの四十年間、満州に駐屯し、日本の対中国政策の尖兵的役割を演じた関東軍。陸軍中央の統制に背いて独走し、軍事的衝突を策した彼らの行動は、日本の運命に重大な影響を及ぼした。張作霖爆殺事件や満州事変、ノモンハン事件等の歴史的大事件を中心に、膨大な史料に基づいて、関東軍の歴史と独走の実態を描き出す。

目次

第1章 生いたちと性格(「関東軍」誕生の陣痛
満州軍の「独立」 ほか)
第2章 張作霖爆死事件(昭和三年六月三日夜
張作霖を脅かす北伐 ほか)
第3章 満州の演出者たち(実行板垣、智謀石原
石原の世界最終戦論 ほか)
第4章 ノモンハンの敗北(新段階むかえた関東軍
緊張高まるソ満国境 ほか)
第5章 七十万軍隊の終焉(渋柿主義か熟柿主義か
独ソ開戦と対ソ戦準備 ほか)

おすすめコメント

その軍隊は何を目指したのか。事件と人間群像を通して実証的に描き出した関東軍の歴史と実態。

出版社・メーカーコメント

対中国政策の尖兵となった軍隊の実像に迫る日露戦争直後から太平洋戦争終結までの40年間、満州に駐屯した関東軍。時代を転換させた事件と多彩な人間群像を通して実証的に描き出す、その歴史と性格、実態

著者紹介

島田 俊彦 (シマダ トシヒコ)  
1908〜1975。東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。元武蔵大学教授。専攻は現代日中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)