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すらすら読める風姿花伝

出版社名 講談社
出版年月 2003年12月
ISBNコード 978-4-06-211795-1
4-06-211795-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

人生論としても読める世阿弥の至高の芸能論。総ルビつき原文。著者オリジナル現代語訳つき。

目次

風姿花伝第一 年来稽古条々(この芸において、おほかた、七歳をもてはじめとす―自然体にまかせること
この年のころよりは、はや、やうやう声も調子にかかり―美少年の華やぎ ほか)
風姿花伝第二 物学条々(物まねの品々、筆に尽くしがたし―写実の芸のありよう
およそ女かかり、若き為手のたしなみに似合ふことなり―女の写実はまず姿美しく ほか)
風姿花伝第三 問答条々(問。そもそも申楽を始むるに、当日に臨んで―開演時の空気を読むこと
問。能に、序破急をば、何とか定むべきや―「序破急」ということ ほか)
第五 奥儀伝(そもそも『風姿花伝』の条々―心から心へ、言葉を越えて伝える「花」
されば和州の風体、物まね・義理を本として―物まねに幽玄の衣を着せて ほか)
花伝第六 花修云(一、能に、強き・幽玄・弱き・麁きを知ること―何よりもまずは偽らぬ写実
この工夫をもて、作者また心得べきことあり―能の作者の心得 ほか)
花伝第七 別紙口伝(一、この口伝に、花を知ること―「花」とは何かを知ること
その上、人の好みも色々にして―抜け落ちなく用意しておく心がけ ほか)

出版社
商品紹介

現代語訳で解き明かす世阿弥の「秘すれば花なり」「初心を忘るべからず」。現代人の心にも響く名言が散りばめられた名著が、筆者の手で若返る。

出版社・メーカーコメント

自在な現代語訳で解き明かす世阿弥の代表作「秘すれば花なり」「初心を忘るべからず」。現代人の心にも響く名言が散りばめられた名著が、古典・能楽ともに造詣深い筆者の手で若返る。人生論としても最適。

著者紹介

林 望 (ハヤシ ノゾム)  
1949年東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。専門は近世国文学、書誌学。ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授などをへて作家活動にはいる。『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)