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七世竹本住大夫 私が歩んだ90年

出版社名 講談社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-06-219773-1
4-06-219773-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 287P 20cm

商品内容

要旨

2014年文楽界初の文化勲章受章。大夫人生の集大成!!住大夫のすべてを語る。モダン都市大阪での少年時代から文化勲章まで、抜群の記憶力で物語る時代の貴重な記録。

目次

第1章 幼少年時代(誕生から小学校卒業まで)(出生
北新地という場所 ほか)
第2章 青春時代(中学入学から敗戦まで)(大阪商業へ入学
学業 ほか)
第3章 修業の時代(豊竹古住大夫時代)(入門
弟子時代の苦労 ほか)
第4章 円熟の時代(竹本文字大夫襲名から現在まで)(文字大夫襲名
嫩会 ほか)

出版社・メーカーコメント

文楽最後の名人が90年の人生すべてを語る!! 当時日本最大の都市だった大阪市のど真ん中、北新地で生まれ、文楽、歌舞伎、落語はもちろんのこと、映画、宝塚、甲子園の野球など、昭和初期のモダン都市文化の精髄を一身に浴びて育った少年時代。中国への一兵卒としての出征と帰国。念願の文楽入りを果たすも、折からの社会主義運動のあおりを受けて文楽界は二団体に分裂。「どさ回り」の苦難の日々の中での猛稽古。初のアメリカ公演(1962年)の珍道中。自他共に認める不器用人間が、努力努力で遅咲きの栄光を極めるも、大阪市の補助金打ち切り問題をめぐる過労から病に倒れ、引退を決心するまで。いにしえの名優、名人たちの思い出から、昭和初期の都市生活のようす、中国での軍隊生活、「どさ回り」での様々な人びととの交流など、抜群の記憶力で物語る貴重な昭和史の記録。

著者紹介

竹本 住大夫 (タケモト スミタユウ)  
文楽太夫。1924(大正13)年10月28日、大阪市北区堂島生まれ。1944(昭和19)年9月、日本大学大阪専門学校(現近畿大学)卒業。1946(昭和21)年4月、二世豊竹古靭大夫に入門。1960(昭和35)年1月、九世竹本文字大夫を襲名、1985(昭和60)年4月、七世竹本住大夫を襲名。1989(平成元)年5月、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。2002(平成14)年12月、日本芸術院会員に任命される。2005(平成17)年11月、文化功労者として顕彰される。2014(平成26)年11月、文化勲章を受章
高遠 弘美 (タカトオ ヒロミ)  
1952年生まれ。明治大学教授
福田 逸 (フクダ ハヤル)  
1948年生まれ。明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)