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質量はどのように生まれるのか 素粒子物理最大のミステリーに迫る

ブルーバックス B−1680

出版社名 講談社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-06-257680-2
4-06-257680-5
税込価格 1,144円
頁数・縦 301P 18cm

商品内容

要旨

素粒子の質量を作りだすといわれるヒッグス粒子。それが見つかれば、物質の質量の2パーセントは理解される。では残り98パーセントはどこからくるのか?そもそもヒッグス粒子とは何なのか?その鍵は真空にある。素粒子物理最大の謎に迫る。

目次

第1章 すべては理解できるものか―元をたどってみる
第2章 質量とは何か―押しても引いても動かない
第3章 ゼロと有限の境目―光のように速く飛んでみる
第4章 自転する素粒子
第5章 右と左が違うのは―見えざる弱い力
第6章 沈むときは二人で―真空に沈殿する素粒子
第7章 陽子に針を突きさす―クォークの登場
第8章 真空の雑踏―何でもありの量子論
第9章 あるんだったら出してみろ―ヒッグス粒子と巨大加速器

出版社・メーカーコメント

質量を理解する鍵は真空の中に隠されている物質の質量のほとんどはクォークという素粒子が真空を走り抜けるとき真空とぶつかって生まれるという。自発的対称性の破れからそのメカニズムに迫る。

著者紹介

橋本 省二 (ハシモト ショウジ)  
1968年生まれ。1994年、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。1995年、高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)・データ処理センター助手。2002年から、高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所および総合研究大学院大学・高エネルギー加速器科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)