お面屋たまよし
YA!ENTERTAINMENT
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2012年10月 |
ISBNコード |
978-4-06-269461-2
(4-06-269461-1) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 252P 19cm |
シリーズ名 | お面屋たまよし |
商品内容
要旨 |
妖面、なりたいすがたになれるというそのお面は、面作師の中でも、腕のいい者だけが、作れるのだという。妖面は、諸刃の剣。面をはずせなくなれば荒魂化し、人として生きていくことができなくなる。それでもなお、人々は、今日もお面屋を訪れる―。 |
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出版社 商品紹介 |
妖面のうわさは、不思議なことに必要とする者の耳にだけ、届くのだという――。人であるゆえの喜怒哀楽を描いた戦国ファンタジー。 |
おすすめコメント
面作師のもとで修行する太良と甘楽。ふたりは面を売って、全国を渡りあるいている。面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。妖面は願いをかなえてくれる面。妖面をつければ、姿かたちを変えて、自分のなりたい人間になることができる。しかし、その代償は大きく、一歩間違えば、妖面に取りこまれてしまう。太良と甘楽は、危険なものと知りながら、光と闇のあいだで、妖面を売り歩いていくのだった。そうして、喜怒哀楽、人ゆえの苦しみを持った人びとに出会っていく。