• 本

妖人白山伯

講談社文庫 か100−3

出版社名 講談社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-06-276296-0
4-06-276296-X
税込価格 817円
頁数・縦 412P 15cm

商品内容

要旨

パリの日本公使館で、老残を湛えた謎の紳光が原敬に流暢な日本語で声をかけてきた。彼こそは、幕末から明治にかけて、日本とフランスを手玉にとった実在の大山師モンブラン伯爵、漢名・白山伯。文学・芸術も巻き込んで政治史の裏面で暗躍した怪人の姿を、フランス文学研究の第一人者が描く異色の長編小説。

出版社・メーカーコメント

幕末・維新を手玉にとった知られざる怪人伝モンブラン伯――フランス、ベルギー両国籍を持つ貴族で、漢名・白山伯。動乱期の日本に少なからざる影響を与えた実在のヤマ師を活写する、長編歴史ロマン!

著者紹介

鹿島 茂 (カシマ シゲル)  
1949年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。明治大学国際日本学部教授。専攻は19世紀フランスの社会生活と小説。『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)