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TEST MATCH 宿沢広朗の「遺言」

講談社+α文庫 G159−1

出版社名 講談社
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-06-281135-4
4-06-281135-9
税込価格 755円
頁数・縦 284P 16cm

商品内容

要旨

「テストマッチは国と国の戦争である。スポーツという、ラグビーという手段を使った平和的戦争である」―1989年からラグビー日本代表監督を務め、1991年の第2回ワールドカップでは大会史上、日本唯一の勝利を挙げた宿沢広朗。その彼が、勝つために何が必要か、そのためにどのような「ラグビー革命」を遂行すべきなのかを語った。指導力とカリスマ性から、日本ラグビー界の至宝といわれた宿沢が急逝して1年。国際舞台での低迷が続く日本ラグビーが、目前に迫った第6回ワールドカップと未来に向けて何をすべきかを、改めて問う。

目次

VS.SCOTLAND―スコットランド戦に勝つために(ジャパンの監督に抱いた
最強のチームを作抱いた“夢”
最強のチームを作る
日本はどういうラグビーをすべきか
スコットランド戦に勝つために何をしたか
情報の収集が第一段階だ
第二段階は情報の分析
情報戦略の最終作業は情報の伝達と活用だ
弱い組織ほどチームワークを大事にしたがる)
ALL THE WAY TO WORLD CUP 1991―ワールドカップへの道(ワールドカップ予選突破のために
強敵・西サモアのラグビー
トンガ遠征でつかんだ勝つための戦略
前例にない合宿も戦略のひとつだ
予選突破の最終準備段階
念願のワールドカップ出場
ジンバブエ偵察
ジンバブエ遠征)
TO ENJOY RUGBY―本当のラグビーを楽しむ(これからのワールドカップ
五ヵ国対抗とは何か
英国ラグビー事情
日本ラグビーの問題点は何か
どのような選手を育てるか
レフリングについて
高校ラグビーについて)
WORLD CUP 1991―ワールドカップ監督日記

おすすめコメント

世界で勝つために何が必要だったのか!?「勝つことのみが善である」――W杯初勝利までの過程を自ら綴った本書は、いまなお世界での低迷が続く日本ラグビーを叱咤する宿沢広朗の「遺言」である!

出版社・メーカーコメント

世界で勝つために何が必要だったのか!? 「勝つことのみが善である」――W杯初勝利までの過程を自ら綴った本書は、いまなお世界での低迷が続く日本ラグビーを叱咤する宿沢広朗の「遺言」である!

著者紹介

宿沢 広朗 (シュクザワ ヒロアキ)  
1950年、東京都に生まれる。元ラグビー日本代表監督。埼玉県立熊谷高校を卒業後、早稲田大学政治経済学部に進学。1973年住友銀行に入行し、ロンドン支店勤務、資金為替部、大塚駅前支店長などを経て、2001年より三井住友銀行執行役員(市場営業統括部長)。取締役専務執行役員コーポレートアドバイザリー本部長在職中の2006年6月、心筋梗塞で死去。享年55歳。熊谷高時代に始めたラグビーでは、早大1年時からSHとしてレギュラーに定着。1970年度、1971年度の大学選手権と日本選手権で連覇を達成、2年時に日本代表に選ばれた(代表キャップ数は3)。1989年、38歳で日本代表監督に就任、同年5月にはスコットランドを破り、日本代表の対IRBメンバー戦初勝利を挙げる。1991年の第2回ワールドカップでジンバブエを破りワールドカップにおける日本初の、そして唯一の勝利を記録。1994年に早稲田大学監督に就任、1年で辞任後、日本ラグビー協会専務理事、日本代表強化委員長などを歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)