証言零戦大空で戦った最後のサムライたち
講談社+α文庫 G296−2
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2017年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-281723-3
(4-06-281723-3) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 531P 15cm |
商品内容
要旨 |
零戦の誕生から77年。誕生当時、世界水準を大きく上回る性能を誇った名機は、終戦までに約1万400機が製造され、日本海軍の主力戦闘機として最後まで戦い続けた。この名機を駆って最前線で戦った搭乗員たちは、個性も歩んだ道も異なるが、共通するのは、ただ大空に憧れて搭乗員を志したということ。そんな彼らは、戦争という荒波のまっただなかで、何を思い、何のために戦ったのか!?そして、彼らにとって零戦とは何だったのか!? |
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目次 |
第1章 黒澤丈夫―「無敵零戦」神話をつくった名村長 |
おすすめコメント
『証言 零戦』シリーズの第二部に登場する零戦搭乗員は7名。開戦劈頭、連合軍戦闘機を圧倒し、「無敵零戦」神話の立役者の一人となった黒澤丈夫さん。黒澤さんはまた、戦後、郷里の群馬県上野村村長として昭和六十(一九八五)年、村内の御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機の救難活動にあたったことでも知られる。重慶上空の零戦初空戦に参加し、教え子の飛行学生たちから「零戦の神様」と呼ばれた岩井勉さん。海軍戦闘機隊にこの人ありと知られた名パイロットながら、米軍捕虜となって生涯そのことを背負って生きた中島三教さん。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦に参加、戦後は日本人初のジャンボジェット(ボーイング747)機長となった藤田恰與藏さん。零戦の強敵・グラマンF6Fと初めて戦った宮崎勇さん。激戦地・ラバウル、ソロモンで一年以上にわたって戦い、戦後も多くのパイロットを育てた大原亮治さん。そして、学窓から海軍に身を投じ、大戦末期の絶望的な戦局のなかで戦った土方敏夫さん。土方さんは戦後、成蹊学園教頭となり、安倍晋三総理の師でもある。大空に憧れ、時代の奔流の中で戦闘機乗りとなった若者たちは、何を思い、何のために戦ったのか。最前線で命をかけて戦った男たちが語りおろした生の声の記録である。