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吾輩は猫である 上 新装版

講談社青い鳥文庫 69−5

出版社名 講談社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-06-285621-8
4-06-285621-2
税込価格 814円
頁数・縦 397P 18cm
シリーズ名 吾輩は猫である

商品内容

要旨

1匹の猫が中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の家に入り込んで、飼われることに。先生の家には、美学者の迷亭、教え子で理学者の寒月、哲学者の独仙、詩人の東風など、風変わりな文化人たちがやってきては、他愛ないおしゃべりをしています。猫は、そんな客人たちや家族を観察しては言いたい放題―。ユーモアの中に、人間の本質を描いた漱石のデビュー作。小学上級から。

おすすめコメント

(仮) 中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の家に何とか入り込んで、無事飼われることになった猫が、苦沙弥先生の家族や、家にやってくる友人を観察するお話です。主人の苦沙弥先生は、趣味は多いけれど何にもモノにならない人。家には、美学者の迷亭、理学者で先生の教え子の寒月、哲学者の独仙、詩人の東風など、風変わりな文化人たちがやってきては、役にたたないおしゃべりばかりをしているなあ、と猫は思っています。ある日 近所の金田鼻子というお金持ちの女性が、寒月を自分の娘・富子と結婚させたいと言い出しました。ただし、それには条件があり、寒月が博士になったら、というのです。この高慢な態度に苦沙弥先生は怒ります。<日本の名作 小学上級から すべての漢字にふりがなつき>

著者紹介

夏目 漱石 (ナツメ ソウセキ)  
1867年(慶応3年)、江戸(今の東京)に生まれる。本名金之助。小説家。東京帝国大学英文科卒業。東京高等師範学校、愛媛県・松山中学校の教師などを経て、1900年英語研究のためイギリスに留学。帰国後、大学・高校の講師を務めながら、俳句雑誌「ホトトギス」に1905年(明治38年)、「吾輩は猫である」を連載し、作家デビューを果たす。その後、教師をやめ、朝日新聞に入社、「虞美人草」「三四郎」「こころ」などを朝日新聞に連載した。1910年より、胃潰瘍のため入院生活を送ったが、「明暗」を最後に、1916年(大正5年)死去
佐野 洋子 (サノ ヨウコ)  
1938年(昭和13年)、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。1971年『やぎさんのひっこし』で絵本作家デビュー。2010年(平成22年)、72歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)