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命の意味命のしるし

世の中への扉

出版社名 講談社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-06-287025-2
4-06-287025-8
税込価格 1,320円
頁数・縦 133P 20cm

商品内容

要旨

多文化社会の中で、はざまに立たされた人々の「それでも自分はこう生きてみたい」という選択を、願いをこめて書きつづけてきた作家・上橋菜穂子。「野のものは、野に帰してやりたい」と野生動物たちの声なき声に耳をすませて、共生の道を探しつづけてきた獣医師・齊藤慶輔。人と人、人と自然との関係を見つめてきたふたりが問う、命の意味とは―。小学上級から。

目次

プロローグ リアル『獣の奏者』に会いにいく
SWITCH 上橋菜穂子→齊藤慶輔
第1章 なぜ物語を描くのか
第2章 なぜ治したいと思うのか
第3章 鳥の目線で描く
第4章 ふたつの世界の境界線で
SWITCH 齊藤慶輔→上橋菜穂子
エピローグ 命の現場から

おすすめコメント

「SWITCHインタビュー 達人達 vol.107命の意味 命のしるし 上橋菜穂子×齊藤慶輔」を書籍化! 大好評だった番組内容に加え、番組で収録しきれなかった数々の名言を、小学校高学年向け対象に書きおろし。日本で2人目の国際アンデルセン賞受賞作家・上橋菜穂子は、同賞受賞時に「さまざまなファンタジーの世界を作り出す類いまれなる才能を持ち合わせ、彼女の作品は優しさと、自然や知性ある生き物への大きな敬意を持ち合わせている」と評された。その作品の魅力に、「野生動物のお医者さん」として、つねに野生動物の厳しい現実に向きあってきた齊藤慶輔が迫る。

著者紹介

上橋 菜穂子 (ウエハシ ナホコ)  
1962年、東京都生まれ。作家。川村学園女子大学特任教授。専攻は文化人類学でオーストラリアの先住民アボリジニを研究。1989年に『精霊の木』で作家デビュー。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)ほか著書、受賞多数。2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞
齊藤 慶輔 (サイトウ ケイスケ)  
1965年、埼玉県生まれ。獣医師。幼少時代をフランスで過ごし、野生動物と人間の共存を肌で感じた生活を送る。1994年より環境省釧路湿原野生生物保護センターで野生動物専門の獣医師として活動を開始。2005年に同センターを拠点とする猛禽類医学研究所を設立、その代表を務める。絶滅の危機に瀕した猛禽類の保護活動の一環として、傷病鳥の治療と野生復帰に努めるのに加え、保全医学の立場から調査研究を行う。近年、傷病・死亡原因を徹底的に究明し、その予防のための生息環境の改善を「環境治療」と命名し、活動の主軸としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)