ニッポンの文学
講談社現代新書 2356
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2016年2月 |
ISBNコード |
978-4-06-288356-6
(4-06-288356-2) |
税込価格 | 946円 |
頁数・縦 | 323P 18cm |
商品内容
要旨 |
「文学」がわかる!「日本」がわかる!新・現代小説史。「文学」の聖性を剥ぎ落とし、SF、ミステリ、ラノベまでを含めた、本当におもしろい小説とは何かを問う。 |
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目次 |
プロローグ 「芥川賞」と「直木賞」 |
出版社・メーカーコメント
批評家・佐々木敦氏による『ニッポンの思想』『ニッポンの音楽』から連なる待望の3冊目。今回のテーマは「文学」。各主要文芸誌でも精力的にすぐれた論考を発表している著者が、あらためて「日本」の「文学」を解き明かします。戦後、とりわけ70年代末からの日本の文学シーンにはどのようなことがあり、どのような歴史があるのか。つまり、ニッポンの小説はどのような歴史=物語を持っているのか。前2冊と同じく、80年代(70年代末)から始まるディケイド論で論じていきます。「文学」と呼ばれている小説と、一般的には「文学」と見なされていない小説とを、全く同等に扱うという視点で日本の小説史をたどり直す試みは、今までなされて来ませんでした。狭義の「文学」と他のジャンル小説を同一平面上で語ってゆくことで、「芥川賞/直木賞」という制度によって今なお維持されている「文学」の聖性を相対化しようとするのが本書の目的です。