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芸者小夏

講談社文芸文庫 ふH4

出版社名 講談社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-06-290204-5
4-06-290204-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 357P 16cm

商品内容

要旨

温泉芸者の子に生まれ、水商売の中で育った夏子。この宿命の絆を断ち切りたいと希いながらも外に道はなく、夏子は十五で芸者小夏となった。純情を捧げた初恋の教師に裏切られ、夏子は日ましに“女”になっていく―。若き日に色町に親しみ男女の情愛の機微を知る著者が戦後の脂の乗りきった時期に書き継ぎ、「夏子もの」として人気を博した連作小説の第一作。

著者紹介

舟橋 聖一 (フナハシ セイイチ)  
1904・12・25〜1976・1・13。小説家、劇作家。1928年、東大国文科卒。大学在学中の26年、戯曲「白い腕」で注目され文壇に登場。32年から33年「都新聞」に連載した「白い蛇赤い蛇」で劇作家から小説家への転身をはたす。戦後は風俗小説の代表作家と目されるが、官能表現を唯美主義へと高めた純文学の佳作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)