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白鳥評論

講談社文芸文庫 まC6

出版社名 講談社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-06-290270-0
4-06-290270-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 283P 16cm

商品内容

要旨

辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。

目次

小説界新陳代謝の期
今年の文学雑誌
文学病
発売禁止について
雑感
「批評」の反応―直木氏の駁論に対して
芸術界の回顧と展望 文学界
文学雑感
無名作家へ(既成作家より)
文壇年頭の感〔ほか〕

おすすめコメント

「多年文学を本質的に重要視しないで年を取ってきたのに、いつの間にか私の肉体の骨髄までも文学病に 冒されているのである。自分はむしろ悲んでいる。」 辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で 生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。

著者紹介

正宗 白鳥 (マサムネ ハクチョウ)  
1879・3・3〜1962・10・28。小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)文学科卒。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、評論でも重きをなした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)