黴 爛
講談社文芸文庫 とC3
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-290342-4
(4-06-290342-3) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 381P 16cm |
商品内容
要旨 |
明治四四年、夏目漱石の推挙で「東京朝日新聞」に連載し、自身の結婚生活や師・尾崎紅葉との関係等を徹底した現実主義で描き、自然主義文学を確立、同時に第一級の私小説としても傑作と謳われる「黴」。翌々年「爛」では、元遊女の愛と運命を純粋客観の目で辿り、文名を確立する。川端康成に「日本の小説は源氏に始まつて西鶴に飛び、西鶴から秋声に飛ぶ」と言わしめた秋声の、真骨頂二篇。 |
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おすすめコメント
日本自然主義文学を確立した「黴」と、その更なる発展を示す「爛」。『あらくれ』へと到る秋声文学円熟期の代表的中篇2篇を収録する