カントの「悪」論
講談社学術文庫 2524
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2018年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-513160-2
(4-06-513160-X) |
税込価格 | 1,265円 |
頁数・縦 | 301P 15cm |
商品内容
要旨 |
カント倫理学にはアディアフォラ(道徳的に善くも悪くもない領域)が開かれていない。その倫理学に一貫する徹底した「誠実性の原理」。「幸福の原理」を従わせ、自己愛を追求する人間本性に対し「理性」が命ずる誠実性とは何か。人間が悪へ向かう性癖と根本悪、道徳的善さに至る前提としての「自由」とは?カントが洞察した善と悪の深層構造を探る。 |
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目次 |
第1章 自然本性としての自己愛(カント倫理学を支える信念 |
おすすめコメント
誰も守れないような道徳法則が、なぜ成り立つのか。カントが確立しようとした絶対的に普遍的な倫理学とは何か。その思考の道筋とは?