• 本

神話学入門

講談社学術文庫 2537

出版社名 講談社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-06-514523-4
4-06-514523-6
税込価格 1,177円
頁数・縦 257P 15cm

商品内容

要旨

いつかどこかの誰かがつくり、帰属する集団によって真実とされ、神聖視された物語―それらはいつしか「神話」と呼ばれ、言語、宗教、科学、自然などあらゆる事象と絡み、語り継がれてきた。どのように広がり、研究され、利用され、変節したのか?デュメジル、レヴィ=ストロースら、神話研究者六人の事績をたどり、果たした役割を明らかにする。

目次

第1章 神話学説史の試み
第2章 十九世紀型神話学と比較言語学
第3章 マックス・ミュラーと比較神話学の誕生
第4章 フレイザーと『金枝篇』
第5章 デュメジルと「新比較神話学」
第6章 レヴィ=ストロースと「神話の構造」
第7章 レヴィ=ストロースと「神話論理」
第8章 エリアーデと「歴史の恐怖」
第9章 キャンベルと「神話の力」

おすすめコメント

ヨーロッパの「神話学」は、どう変節してきたのか。『金枝篇』、レヴィ=ストロース、キャンベル――豊富な引用で学説史をたどる。

著者紹介

松村 一男 (マツムラ カズオ)  
1953年千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門は神話学・宗教史学。天理大学教授を経て、和光大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)