• 本

出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-529782-7
4-06-529782-6
税込価格 1,815円
頁数・縦 236P 20cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第26回 大藪春彦賞受賞

要旨

元は名うての博奕打ち、今は江戸は本所でさびれた蕎麦屋を営む銀平を、不治の病が襲った。死を前に、残された時間をいかに生きるべきか問い続ける銀平のもとへ、かつての自分を彷彿とさせる青年・清太が転がり込んだ。銀平は、清太や店を訪れる客らとの交流に、次第に残り僅かな人生を前向きにとらえるようになっていく。だが、再会を果たした元妻を襲った悲劇、さらに信頼していた清太の裏切りが、銀平の生きる気力を奪ってしまう。そして、逃れられない過去の因業が忍び寄り…。貧しさと業に苦しみながらも、希望と義理人情に賭けた人々の心揺さぶる人生賛歌。

出版社・メーカーコメント

江戸時代。博奕から足を洗った余命あとわずかの貧乏蕎麦屋と、店に集う社会のはみだし者達が紡ぐ、どん底ながらも圧倒的な人間賛歌!

著者紹介

松下 隆一 (マツシタ リュウイチ)  
1964年兵庫県生まれ。作家、脚本家。著書に第1回京都文学賞最優秀賞受賞作『羅城門に啼く』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)