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メディアと芸術 デジタル化社会はアートをどう捉えるか

集英社新書 0152

出版社名 集英社
出版年月 2002年7月
ISBNコード 978-4-08-720152-9
4-08-720152-X
税込価格 792円
頁数・縦 249P 18cm

商品内容

要旨

メディアと芸術は、深いかかわりをもちながら発展してきた。十五世紀の印刷技術や十九世紀の写真・映像技術の出現は、当時の芸術に大きな影響を与えた。そして今日のデジタル技術の発達は芸術表現に革新的な変化をもたらし、六〇年代のコンピュータ・アートから、現代のインタラクティブで人間の五感を拡張するアートまで、新たな美のスタイルを生み続けている。また、かつての古典の名作も現代のデジタル処理によって、メディア・アートに進化しつつある。こうした現象は人間の感性にどのような影響を与えていくのか、私たちは今日のデジタル化社会にアートをどう捉えていくのか。さまざまな視座から論じる。

目次

序 芸術とメディアの新しい波
第1章 IT革命は産業革命を超えた(メディアと文化の変容
活字とポスター文化 ほか)
第2章 デジタル・メディアとメディア・アート(映像メディアと二〇世紀芸術
テクノロジーと視覚表現の拡大 ほか)
第3章 二一世紀のメディアと芸術文化の行方(メディアの進化と文化の変容
デジタル・メディアと芸術新時代 ほか)
第4章 デジタル・メディアと感性(メディアと感性
メディアの進化と意識の拡張 ほか)

出版社・メーカーコメント

社会を大きく変容させたIT革命は、新しいメディアを生み出すことにより、人間の感性にも多大な影響を与えつつある。21世紀のデジタル・メディアと、人間の感性や芸術表現との関わりを論じる。

著者紹介

三井 秀樹 (ミツイ ヒデキ)  
1942年東京都生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大学大学院教育学専攻科芸術学専攻修了。筑波大学芸術学系教授。専攻は構成学、メディア・アート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)