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英仏百年戦争

集英社新書 0216

出版社名 集英社
出版年月 2003年11月
ISBNコード 978-4-08-720216-8
4-08-720216-X
税込価格 924円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。

目次

シェークスピア症候群
前史(それはノルマン朝の成立か
それはプランタジネット朝の成立か
第一次百年戦争)
本史(エドワード三世
プランタジネットの逆襲
王家存亡の危機 ほか)
後史(フランス王の天下統一
薔薇戦争)
かくて英仏百年戦争になる

出版社・メーカーコメント

直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者が、錯綜する世界史上最大級の事件をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと誘う。これまであまり例のなかった、英仏百年戦争の本格的概説書。

著者紹介

佐藤 賢一 (サトウ ケンイチ)  
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年『ジャガーになった男』で第六回小説すばる新人賞を受賞。以後、西洋史に材をとった小説を次々に発表。98年東北大学大学院文学研究科(西洋史)を満期単位取得し、作家活動に専念。99年『王妃の離婚』で第一二一回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)